呼吸器内科とは
呼吸をつかさどる器官（酸素を取り入れて、二酸化炭素を排出する）のことを呼吸器と言います。具体的には、のど、気管、肺といった部位が呼吸器となるわけですが、これらで起きる症状や病気を中心に診療していくのが、呼吸器内科になります。
咳や痰がなかなか止まらない、少し体を動かしただけで息切れするようになる、息苦しい状態が続く、喘鳴（ゼーゼー、ヒューヒューなどの呼吸音）がある、声がれしているなどの症状があれば、当診療科を一度ご受診ください。医師が必要と判断すれば、胸部X線撮影（レントゲン検査）、呼気CO濃度測定、肺機能検査、血液検査、検痰などを行うなどして、診断をつけていきます。
このような症状はご相談ください（例）
- 咳や痰が3週間ほど続いている
- 熱が続いている
- くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が治る見込みがない
- 軽度な運動をしただけで息切れする
- いびきがよく出る、呼吸困難になることがある
- 喫煙を止めたくてもできない
- 胸部Ｘ線（レントゲン）で影があるなど異常を指摘された
- など
呼吸器内科の対象となる主な疾患
- 風邪症候群
- インフルエンザ
- 咽頭炎・扁桃炎
- 気管支炎
- 気管支拡張症
- 肺炎
- 気管支喘息
- COPD（慢性閉塞性肺疾患）
- 肺結核
- 肺気胸
- アレルギー性鼻炎（花粉症）
- 肺がん
- など
